結衣「え、ヒッキーってパン屋さんでバイトしてるの?」
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25:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 23:58:10.75 ID:GjG/7KC80
八幡「ほら、そこのラインに串団子が流れてるだろ」

結衣「あ、ほんとだ。三色団子! おいしそうー」

八幡「このラインが下流にいくと、専用の機械によって自動的に団子が3串ごとにパック詰めされ、賞味期限とかが書いてあるシールが貼り付けられる」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 23:58:39.86 ID:GjG/7KC80
結衣「で、あたしたちが団子拾い?するのはどこなわけ?」

八幡「このラインの一番後ろだ。パック詰め、シール貼りが終わって、一応商品としての形ができた団子を、番重っていうプラスチックの入れ物の中に入れていくんだ」

八幡「団子を入れた番重は専用の台車の上に乗っけて、また同じように団子を番重にいれて上にどんどん重ねていく」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 23:59:42.26 ID:GjG/7KC80
――拾い場――

結衣「わっ! わっ! わあっ!? ヒッキー助けて! 何かたくさん流れてくる! わっ、床に落ちちゃう!」

八幡「ラインは待ってくれねぇんだよ。手際良く番重に詰めていかないとすぐあふれるぞ」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 00:00:29.83 ID:xP7YGYVO0
八幡「言っただろ。俺は仕事はできるんだよ、それなりにな」

八幡「それに、一度慣れたらそんなに大変なもんじゃない。所詮はバイトにできる仕事だ。目をつぶってもできる」

結衣「目をつぶったらできなくない?」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 00:00:58.30 ID:xP7YGYVO0
――1時間後――

ガコン ガコン ガコン

八幡(今日は不良品多いな)
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 00:01:32.98 ID:xP7YGYVO0
結衣「うんしょっと……」

結衣「番重って結構高く積まなきゃいけないんだ……あたし背そんなに高くないしちょっときついかも」

社員「ちょっと君!」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 00:02:00.84 ID:xP7YGYVO0
八幡(うわー、自分で教えてもいない癖に偉そうな社員だな。つーか、新人だぞ。ちょっとは大目に見てやってもいいだろ)

八幡(最悪、配送後に店舗の人間が気づいて取り除けば済むわけだし。まあ、メーカー側としてはちゃんとした製品を出荷することが信用にも関わるし、仕方ねぇけど)

八幡(それより、ラインが動いてる時に話しかけるなよ……。せめてラインが止まってる時に声かけろ。空気読め)
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 00:02:44.96 ID:xP7YGYVO0
――食堂――


がや・・         がや・・

以下略 AAS



33:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 00:03:31.64 ID:xP7YGYVO0
八幡(やばい。このままだとコンビニ人間ならぬ、パン工場人間になってしまう。略してパン人間)

八幡(何それ、頭の形がパンになってそうで怖い。アンパンマンかよ。末は博士かパン大臣ってか)

八幡(正常な世界はとても強引だから、異物は静かに削除される。まっとうでない人間はパン工場で処理されていくのだ……)
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 00:04:22.99 ID:xP7YGYVO0
八幡「…………」

結衣「…………」

八幡「で、どうだ。ちょっとは慣れたか?」
以下略 AAS



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