86:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:37:15.32 ID:6MQO8edp0
ミカサ「そう。でも最初だけ」
エレン「最初だけ?」
ミカサ「最初は……本当に警告のつもりだった。エレンは私の家族だから近づいてほしくないと言った。けど、それなら私と友達になりたいって……」
87:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:38:30.75 ID:6MQO8edp0
ミカサ「そこから徐々に仲良くなった。ヒストリアのことが嫌いになれなくなった。だから……エレンといっしょになっても、エレンが幸せならそれでいいと思えるようになった」
エレン「お前はお母さんかよ……」
アルミン「でも、それでいいの? 君は……」
88:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:39:33.08 ID:6MQO8edp0
ミカサ「何か手はないの? エレンがかわいそう……」
アルミン「うーん……そもそもヒストリアはエレンの気持ちを疑ってる。さっきの僕みたいにね。だからその気持ちが本物だと証明すればいいと思うんだけど……どうすればそんなことできるのか、僕には見当もつかない」
ミカサ「そう……」
89:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:41:18.96 ID:6MQO8edp0
――
ねえお姉ちゃん
90:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:43:09.29 ID:6MQO8edp0
どこかの隠れ部屋
ヒストリア「んあ……?」
エレン「え? どうした?」
91:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:44:29.33 ID:6MQO8edp0
エレン「暴走して寝てるヒストリアをたたき起こすわけにはいかないからな」
ヒストリア「なら暴走しなければいいのに」
エレン「努力したんだけどな……」
92:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:45:30.56 ID:6MQO8edp0
ヒストリア「ねえ……その状態で話されると落ち着かないから、せめて起きてくれない?」
エレン「そうだな……じゃあ目をつむったまま……」
ヒストリア「嫌いって言ってあげるから、こっち見てもいいよ」
93:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:47:11.48 ID:6MQO8edp0
ヒストリア「最近あやまってばっかりだね……何にあやまってるの」
エレン「色々な……ユミルについてもそうだし」
ヒストリア「ユミル?」
94:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:48:06.35 ID:6MQO8edp0
エレン「うーん……」
ヒストリア「ねえ、私のことまだ好きなの?」
エレン「好きだ」
95:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:48:44.84 ID:6MQO8edp0
ヒストリア「してるよ。みんなが好きなクリスタなんてどこにもいなくて、いるのは親からも誰からも愛されたことのない私だけ。この世界じゃ珍しくもない、いっぱいいる望まれない子の一人。クリスタとは対象的な本当の私に、みんながっかりしてるはず……」
エレン「……」
ヒストリア「……」
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