77:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:22:24.73 ID:6MQO8edp0
ユミル「……」
――ユミル様!
――我らの救い主!
78:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:24:05.36 ID:6MQO8edp0
ユミル「お前は、エレンに言い寄られることを喜んでる。そして、それが当たり前だと思ってる。だからエレンが心配なんだ。人類がどうとか、仲間がとうとか、それが理由じゃないだろ」
クリスタ「ち、ちが……」
ユミル「違くねえ。なあ、クリスタ……嬉しいよなあ、居心地いいよなあ。何をしたって喜んでくれる。何をせずとも好いていてくれる……自分が必要とされてると思える」
79:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:26:11.97 ID:6MQO8edp0
クリスタ「それは……でも……確かにちょっとおかしいところはあるけど……本当に私が好きな可能性だってあるわけでしょ!」
ユミル「ああそうだな。けどな、よしんばそうだったとしても、それならちゃんと向き合うべきだろ。都合のいい男としてじゃなくエレンとしてな」
クリスタ「……」
80:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:28:07.01 ID:6MQO8edp0
ヒストリア「そう言ったくせに……何でよ、何で私を置いて行ったの……乗り換えろなんて言っておいてあっちを選ぶなんて……裏切り者……絶対許さない……」
ジャン「クリスタ? どうしたんだお前らしくもない……」
ヒストリア「あははクリスタ! クリスタはやめたの。もういないの! 私はヒストリア……クリスタは私が生きるために与えられた役で……子供の頃読んだ本の女の子……だった……はず……」
81:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:29:35.75 ID:6MQO8edp0
――
―
エレン硬質化実験後 隠れ小屋
82:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:31:08.45 ID:6MQO8edp0
ミカサ「エレン、まだ寝ていないとダメ。体力が回復してない。さあ横になって」
エレン「横になってたら話しにくいだろ……」
アルミン「それでエレンとしてはどうだった。今回の硬質化実験は」
83:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:33:37.29 ID:6MQO8edp0
アルミン「でもそうとしか考えられない。巨人の力が記憶に影響を与えるとしたら、脳に影響してるってことだ。なら同じように感情に影響があってもおかしくない」
エレン「じゃあ何か? この気持ちは、オレの気持ちじゃないのか……?」
アルミン「エレンには悪いけど、僕はその可能性が高いと思う」
84:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:35:24.41 ID:6MQO8edp0
ミカサ「アルミン気をつけて。エレンはここ最近ヒストリアとは……」
アルミン「そうだったね。本当にごめん」
エレン「いいんだ。ヒストリアに嫌われてんのも、そもそもオレのせいだしな」
85:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:36:29.12 ID:6MQO8edp0
アルミン「エレンと並ぶ重要人物を削いじゃだめだよ……」
エレン「重要人物じゃなくても削いじゃだめだろ」
アルミン「あはは…………でもミカサも変わったね。きっと昔ならそんなこと言わなかった」
86:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:37:15.32 ID:6MQO8edp0
ミカサ「そう。でも最初だけ」
エレン「最初だけ?」
ミカサ「最初は……本当に警告のつもりだった。エレンは私の家族だから近づいてほしくないと言った。けど、それなら私と友達になりたいって……」
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