80: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:07:17.63 ID:Qezuh/qr0
これにて対狸、地上作戦は終了。
海際にカブを停めて、その辺の自販機から買った熱いお茶をみんなで開ける。
あたしらが出来ることは全部やった。ここじゃ空には届かない。
あとは、向こうの成功を祈るのみだった。
「東の空に、星が流れましてー」
「え、流れ星? ……じゃないか。ああ、あれ……」
「やってはりますなぁ。プロデューサーは〜ん、おきばりやす〜」
空を横切るものに、紗枝ちゃんがエールを送った。
ここからじゃ点みたいでほとんど見えないけど、あそこに彼らがいるのはわかる。
太陽はもう西に落ちて、薄紫色の空には白い月が昇り始めていた。
空飛ぶ座敷と、サンタのトナカイ。
シュールすぎる空中戦、果たしてどうなることやら――――
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