2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:47:36.81 ID:q/MTrf4E0
「プロデューサー」
「赤ちゃん、できちゃうかもしれませんね」
霞のかかったような声。震えて届く囁き声を、キスと合わせて一つ送る。
途端、一度びくんと震え。重ねた胸を伝わって大きく跳ねる鼓動が染みる。遠慮がちになりながらも私のことを抱き締め抱えていてくれる手が強ばる。私からの言葉を受けて、そうして一瞬プロデューサーが。
「……ふふ、なぁんて」
「今日は大丈夫な日ですから。きっとまだ授かることはありません。……絶対じゃ、ありませんけどね?」
良いのか悪いのか、今日は所謂安全日というものだった。
本当はそうでない日……危険日。子供を授かる可能性の高い日を選ぶこともできたのだけれど。それでも私は良かったのだけれど。理性的な部分の私はそれを選ばなかった。だから。
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