名前はきっとスマイリー
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32:名無しNIPPER[saga]
2017/12/15(金) 23:42:06.72 ID:qwsOQIk10

「ちょっとわからないです」

 すみません、と僕は言った。

 するとスマイリーは、いえいえいいんです、こちらの勘違いですから、と若干眉を寄せてから、穏やかに言った。

「なんでだろうな、いつか、どこかでお会いしたような気がするんです。
 他でもない、あなたに。
 明瞭りとした記憶の欠片のようなものに反射した光のなかに、
 それが確かに見えるんです」
 とスマイリーは言った。


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