389: ◆PChhdNeYjM[saga]
2018/01/08(月) 01:38:28.32 ID:vlpX5WjlO
梨子「……正直、わからないの」
梨子「これから私は、どうすればいいのか」
梨子「どの方向に進めばいいのか」
梨子「実は私、ピアノで行き詰まってたんだ」
梨子「コーチに何を言われたわけでもないんだけど、最近なんだか……気持ちよくピアノが弾けなくて」
梨子「この間東京のコンサートで弾いた時は、ちゃんと弾けたの。曜ちゃんや千歌ちゃんがいてくれたおかげかどうかはわからないけど……でも、それで納得した」
梨子「結局、私の願いは一つだけ。誰でもいい、どんな形でもいい……ずっと傍にいてほしかった。寄り添ってほしかった」
梨子「だから、千歌ちゃんと曜ちゃんが羨ましい」
梨子「あんなことがあったのに……離れ離れになったのに……」
梨子「それでもまた、こうして巡り会えたから」
梨子「きっと、これからも……あの頃みたいに、2人一緒に歩いて行くんだろうなって思って」
梨子「でも私は、向こうに帰ったらまた一人ぼっちで」
梨子「それがなんだか、すっごく寂しいの」
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