385: ◆PChhdNeYjM[saga]
2018/01/08(月) 01:33:30.31 ID:vlpX5WjlO
佐原父「君たちにとって、誠は犯罪者でしかない。そして俺は、君たち被害者から憎まれるべき立場の人間だ。こうしてまともに話せているのが奇跡的なくらいに」
千歌「いえ、気にしないでください」
佐原父「一歩間違えたら、取り返しのつかないことになっていたかもしれない……改めて、本当に申し訳なかった」ペコッ
佐原父「だが……君たちは、あいつの同級生だったと聞いている」
佐原父「もしも、あの馬鹿にまだ救いようがあると思うのなら……ぜひ協力してほしい」
千歌「それは……」チラッ
曜「いいかな、千歌ちゃん、梨子ちゃん」
千歌「……うん」
梨子「ええ」
曜「元クラスメイトとして、ちゃんと罪を償ってほしいという気持ちは、私たちにもありますから」
曜「是非、協力させてください」
佐原父「――ありがとう。心から感謝します」
曜「ところで……このお金、本当にいいんですか?」
佐原父「ああ、受け取ってくれ」
曜「でも……」
佐原父「俺は、誠が出直してきて……俺に金を返しに来るのを、待つことにしたんだ」
曜「……そうですか。わかりました」
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