302: ◆PChhdNeYjM[sage saga]
2018/01/04(木) 12:05:09.64 ID:sGk7Q0VmO
曜「ちょっと……ちょっと待ってよ」
千歌「よーちゃん……」
曜「千歌ちゃんが……あれに関わってるって? そんなの……そんなの嘘だよ……ねえ、嘘だって言ってよ!」
曜(――思い出したくなかった)
千歌「……ううん、嘘じゃない。佐原君が曜ちゃんのお金を見せびらかして、私に言ったの。『君の大好きな友達は、随分と騙されやすいんだね』って」
曜「……は?」
千歌「私の鞄が漁られたんだって気が付いて、よーちゃんの写真とかが部屋に散らばってて」
曜(――考えたくなかった)
千歌「きっと……嫉妬したんだ。私が、あの人のこと好きじゃないってわかったから。チカの自惚れかもしれないけど……多分そう」
曜「嫉妬って、私……佐原君に、何もした覚えないんだけど」
曜(――聞きたくなかった)
千歌「よーちゃんは知らないかもしれないけど、高校の時からそうだったんだよ。私、佐原君のこと色々と手伝ってたし……間接的に」
曜「間接的にって……え? ごめん、ちょっと今……」フラッ
千歌「よーちゃん!?」
曜「やばい……今、過去最高に混乱してる」フラフラ
千歌「よーちゃん、待って!」
曜「来ないで」
千歌「――っ!」
曜「ごめん、もう……何も考えたくないよ」
402Res/354.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20