30: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/12/13(水) 21:03:31.17 ID:8Vh1voRqO
〜〜〜
ようりこ「「いただきまーす」」
梨子「おいしい……ねえ、いつも朝ご飯作ってるの?」
曜「ううん、今日は特別。休日だし、バイトの休みももらったし」
曜「それに……梨子ちゃんもいるから」
梨子「私が……?」
曜「うん。でも、貯金ないし……またすぐに働かなきゃ……」アハハ
梨子「お金の心配ならしないで?」
曜「え?」
梨子「私がいる間は、そういうの全部……私に任せてね」
曜「いや……でも」
梨子「コンクールとかで私が稼いだお金があって」
梨子「いくらか自由につかえるから……そんなに大した金額じゃないんだけどね」
曜「そんなのダメだよ!」
曜「梨子ちゃんのお金なんだから、私なんかのために使うことないって!」
梨子「いいのよ。別に使うものなんてないし……持て余してるくらいだから」
梨子「曜ちゃんの力になれるなら、それが一番うれしい」
曜「でも……でもぉ……」
梨子「曜ちゃん……大丈夫だから」
梨子「曜ちゃんのことは……私が守ってあげるからね」
曜「う……うぅ……」
曜「うぇぇ……グスッ……」
梨子「もう、泣かないで……?」
曜「……うん」ゴシゴシ
曜(無償の善意ってやつ……なのかな)
曜(ううん……たとえそうじゃなくても、気持ちだけでも)
曜(それがこんなにも優しくて、あたたかい)
曜(昔から梨子ちゃんには、助けられてばっかだなぁ)
402Res/354.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20