【咲-Saki-】求めあうしおるねSS【旧白糸台】
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8: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/12/12(火) 22:06:49.52 ID:roXtyUv90

琉音「はあ!?」

 眼を見開き、三白眼の真骨頂を発揮するるねさん。
 やだカッコかわいい……。 

琉音「ばっかお前、こんなとこで脱げっかよ!」

 極めてまっとうな反応です。
 そうです、こんなところで脱ぐなんてどうかしています。それを要求した私もまた、どうかしています。
 しかしそうとわかっていても、言わずにはいられませんでした。
 仲良しちゅーならレズじゃないからセーフ……。
 そんな理屈がまかり通るなら、そのさらに先はどうなのだろう――と、欲が出てしまったのです。
 
 仲良しちゅーのその先……つまりは――

栞「ですよね。脱げませんよね」
 
琉音「ったりめぇだろうが……だいたい脱いで何すんだよ……あとお前、いつまで私のこと抱いてんだよ」

栞「脱いで何するって、そんなの仲良しえっちに決まってます。あと、抱っこはやめません」

琉音「なにが抱っこだ……ったく、あとちょっとだけだぞ……って待て、え? は? いまなんつった? 仲良し……?」

栞「仲良しえっちです」

琉音「……いや、いやいやいや待てよ、しおりィ……それはいくらなんでも、しちゃったらレズなんじゃ……?」

 ええ……私もそう思いますよ、るねさん。
 ですがもう、すでに仲良しえっちとかいう謎の新提案をしてしまった後なので、引くに引けません。
 ここはゴリ押しさせていただきます。

 通らば――

栞「大丈夫ですよ。あくまでも仲良くえっちなことをするだけですので」

琉音「いやぁ……でもなあ……えっちはさすがに……」

 意外と純情ゆえに仲良しちゅーは通用した……しかし純情ゆえに、えっちまでは通用しない……といったところでしょうか。

 ここは押しても駄目な場面と見ます。
 引いてみることにします。

栞「ハァ……わかりました。それじゃあ、私が脱ぎます」

琉音「はぁ!? なんでそうなるんだよ……」

栞「なんでも何も、どちらかが脱がないことには、えっちができません。それなら私が脱ぎます」

 いや、脱がなくても出来ることは出来ると思うのですが。
 しかし、るねさんのことです。こう言えば、

琉音「! ばっかお前、後輩に恥かかせられっかよ、それなら私が脱ぐ!」 
 
 そう言ってくれると信じていました。

 「仲良しえっち」とかいう謎行為が承認された瞬間でした。



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