36: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:40:32.12 ID:80fZfBBj0
「……そういえばな、実はもう一つプレゼントがあるんだ」
ほらよ、といってPさんがポケットから小箱を取り出す。
37: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:41:06.22 ID:80fZfBBj0
「……俺だっていい大人だからな……。覚悟がなきゃ、クリスマスにデートなんか誘わないよ」
「……それって……!」
38: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:41:55.12 ID:80fZfBBj0
その雰囲気のまましばらく時間がたったけど、流石に恥しくなったのかPさんが照れ隠しのように口を開く。
「……まぁ、なんだ。クリスマスプレゼントってことで一つよろしく頼む」
39: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:42:26.81 ID:80fZfBBj0
『クリスマスプレゼント』
その言葉を聞いた瞬間、アタシは今までの熱さが嘘のように体から血の気が引いてくのがよく分かった。
40: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:43:02.77 ID:80fZfBBj0
「周子どうしたんだ?……もしかして……イヤだったか……?」
赤くなったり青くなったり忙しいあたしの顔色を見てPさんがあらぬ心配をする。
41: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:45:06.15 ID:80fZfBBj0
「そんなに気に病むなって」
「……でもあたしだけプレゼントがないなんて……」
42: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:45:38.70 ID:80fZfBBj0
「それなら、まぁいいか……。それならプレゼントなんてこれからもらえばいいわけだし」
「え……?だからあたし何も用意してないって……」
43: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:46:06.57 ID:80fZfBBj0
「えっ?ちょっ……?Pさん?待って!いや、決してイヤってわけじゃないんだけど。まだ心の準備が……!Pさん?ねえ、Pさんってば……!Pさーん?!」
ポーンポーンポーン
44: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:46:32.85 ID:80fZfBBj0
シンデレラと魔法使いの二人っきりの舞踏会はまだまだ続いていく。
叶うことならこの幸せがいつまでも続きますように。
45: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:46:59.90 ID:80fZfBBj0
おわり
46: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:48:18.70 ID:80fZfBBj0
周子と一緒に誕生日とクリスマスを迎えたい人生だった
月末実装に阿鼻叫喚したけど、エピソード見たら最高すぎて感極まったよ!
真正面からクリスマスデートを誘うなんて……
47Res/25.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20