29: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:32:58.29 ID:80fZfBBj0
「あったかいか?すぐ着れるようにしておいたんだが」
「うん♪ありがとPさん。はぁ〜、温いわ〜」
30: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:34:00.40 ID:80fZfBBj0
って思わぬ喜びに2週間悩みに悩んで考え抜いた作戦を全部忘れるところだった。
……いけないいけない。これじゃ小悪魔の名が廃ってしまう。
周子「ア、アー。マフラーはあったかいけど、寒空の下で待ってたから身体の端から端まで冷え切っちゃったなー」
31: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:36:32.20 ID:80fZfBBj0
しまった……上に名前が入ってた…下で訂正します
32: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:37:09.82 ID:80fZfBBj0
って思わぬ喜びに2週間悩みに悩んで考え抜いた作戦を全部忘れるところだった。
……いけないいけない。これじゃ小悪魔の名が廃ってしまう。
「ア、アー。マフラーはあったかいけど、寒空の下で待ってたから身体の端から端まで冷え切っちゃったなー」
33: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:37:50.14 ID:80fZfBBj0
そしてあたしは最後にLiPPSのユニットでよく歌う歌から発想を得た、とっておきの作戦を繰り出す。
「……そういやしゅーこちゃん、手袋忘れてきてさー。……ね?」
34: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:38:23.57 ID:80fZfBBj0
――それからはまるで魔法にかかったかのような時間だった。
キラキラ街を彩る幻想的なイルミネーションに見惚れ、
クリスマス一色の街中でウインドウショッピングに興じ、
35: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:39:09.78 ID:80fZfBBj0
もちろんそれぞれが素晴らしいのもあるが、"二人で過ごすクリスマス"というだけでさらに格別な思いとなる
結局『なにをするか』じゃなくて『誰といるか』が大事なんだろう。
36: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:40:32.12 ID:80fZfBBj0
「……そういえばな、実はもう一つプレゼントがあるんだ」
ほらよ、といってPさんがポケットから小箱を取り出す。
37: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:41:06.22 ID:80fZfBBj0
「……俺だっていい大人だからな……。覚悟がなきゃ、クリスマスにデートなんか誘わないよ」
「……それって……!」
38: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:41:55.12 ID:80fZfBBj0
その雰囲気のまましばらく時間がたったけど、流石に恥しくなったのかPさんが照れ隠しのように口を開く。
「……まぁ、なんだ。クリスマスプレゼントってことで一つよろしく頼む」
39: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:42:26.81 ID:80fZfBBj0
『クリスマスプレゼント』
その言葉を聞いた瞬間、アタシは今までの熱さが嘘のように体から血の気が引いてくのがよく分かった。
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