10: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/12/12(火) 01:16:33.65 ID:80fZfBBj0
「…………全く」
とはいえ、発破をかけられたんじゃあ、姉貴分としては恥ずかしいところを見せられない。
Pさんから貰う物を貰って、ついでに貰うべき言葉も貰ってやろうじゃないの!
11: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/12/12(火) 01:17:10.15 ID:80fZfBBj0
誰かが言ってたのをよく覚えてる。待てる女はいいオンナだと。
まあ遅くなるといっても、なんだかんだもう少しで来てくれるっしょ。
12: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/12/12(火) 01:17:36.07 ID:80fZfBBj0
――そうして冒頭に戻る
今はもう魔法は解けてしまう時間帯だけど、あたしの怒りは解けずにいる。まあ所詮フリなんだけどね。
13: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/12/12(火) 01:18:13.93 ID:80fZfBBj0
「そしたらPはんが両手を開けてきてくれはってな。困っている担当アイドルを助けに来てくれはったんやんやねぇ〜。」
「………………」
14: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/12/12(火) 01:19:02.71 ID:80fZfBBj0
……だけどもう頃合いだろう。あたしはわざとらしくため息をついた。
「……まあ、Pさんが忙しいって重々承知だしね……」
15: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/12/12(火) 01:19:46.56 ID:80fZfBBj0
「はぁ……Pさん、ぬくいわ〜」
「まあさっきまでずっと走ってたからな」
16: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/12/12(火) 01:20:35.52 ID:80fZfBBj0
「……その……周子……ほんとごめんな……いくら忙しかったからってプレゼントも用意できずに……」
「いいよ、Pさん。ただでさえ冬の稼ぎ時で忙しいのに、パーティーのためにみんなの予定を調整してたらね……。とてもじゃないけど時間なんてないよね」
17: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/12/12(火) 01:21:23.94 ID:80fZfBBj0
「ほんと?!」
「本当だ」
18: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/12/12(火) 01:22:34.85 ID:80fZfBBj0
あたしは不安げな顔で上目遣いをしながらPさんの顔を覗き込んだ。
長い付き合いだ、Pさんがあたしの上目遣いに弱いのは良く知っている。
19: ◆ukgSfceGys[saga]
2017/12/12(火) 01:23:09.63 ID:80fZfBBj0
「何でも、する?」
「…………何でもします……」
20: ◆ukgSfceGys[sage saga]
2017/12/12(火) 01:23:59.46 ID:80fZfBBj0
「……で?何がご所望でしょうか、姫様?」
そんな心中を知ってか知らずかPさんは話を促してくる。
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