33: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/23(土) 00:17:06.25 ID:zj1cpJm00
花丸「ありがとルビィちゃん」
途端花丸ちゃんは、着席とノートの取り出しをほぼ同時に済ませ、記憶のおさらいモードに入ってしまいました。
受験生の鑑。皆に見習わせたくなる程の姿勢ですが、その鬼気の迫り様には感心よりも不安が先立ってきてしまいます。
ルビィ「・・・ねぇ、実際どうなの?」
花丸「やばい」
ルビィ「わぁ」
躊躇いがちの質問にノータイムの返答。
私は教室内をぐるりと見渡し、席の主が現在この場にいないことを確認した後、花丸ちゃんに向かい合う形で座りました。
ルビィ「なにか私ができること無いかな?」
花丸「うーん・・・」
今度は即答ではありませんでしたが、
花丸「ないかなぁ」
声色だけで感情を伝える微妙に器用な事をしながら、やはり花丸ちゃんの手は止まりませんでした。
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