( ^ω^)戦車道史秘話ヒストリア!のようです
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8: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/12/10(日) 09:00:31.35 ID:PKdtpdnT0
思わず叫んだ僕を見て、叢雲さんがまたクスクスと笑う。笑うときに拳を口元に当てる所作は、過去に会ったことがある他の二人の“叢雲”さんには見られなかった動きだなとふと気づいた。

「いろいろ理論を捏ねくり回しても、結局戦場で生き残るのに必要なのは直感と武力なのよ。培った勘の鋭さについては自信があるわ」

(;^ω^)「鋭すぎですおそれ………」

殆ど予知じゃないかと呆れる僕のツッコミに叢雲さんは肩を竦めて、「それじゃあね」と背中越しに手を振ると丁度やってきたバスに乗り込むべくその場から駆け去って行った。

( ^ω^)「………艦娘の人と街中で話したのって多分初めてだおねぇ」

艦娘とて僕等と同じで泣きもするし笑いもするし、何より見た目はただの美人・美少女だ。或いは、気づかない内に二言三言言葉を交わしたことはあるのかも知れない。

しかしながら、明確に相手を“艦娘”と認識した上で雑踏の中で話したことはなかったので、何か不思議な感覚がある。

( ^ω^)「っと、買い出しはもう終わってたんだお。急がないと」

貴重な体験の余韻に浸る間もなく、僕も学校に戻るべく踵を返し────







「ぶーんせ・ん・せぇ♪」

「これは拡散ですねぇ〜〜〜♪」

( ^ω^)「」

そこで小悪魔2匹───もとい、大野さんと宇津木さんのにやにや顔にぶち当たるハメになった。



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