4:名無しNIPPER[saga]
2017/12/10(日) 02:53:28.64 ID:cAny9j3DO
私がその女の人に見蕩れていると、彼女の方から近づいてきた。
「ふふっ…。ねぇもしかして、アナタも傘がなくて困ってたんでしょ。」
「えっ…あ、はい。そうですけど…」
「やっぱりね!いかにもついてないなって顔、してたわよ。」
そんな顔、してただろうか?と思って自分のほっぺをグニグニと確認してみる。
「私ね、職業柄人の表情を見抜くの得意なの。…どう?どうせあなたも雨が上がるまで暇でしょ?よかったらそこの喫茶店で飲み物でも飲んでいかない?」
…むむむ、迷う。知らない人について行っちゃいけないなんてことは幼稚園児ですら知ってることよ。
ましてやこんな急だなんて…
でもなんだか私の直感がこの人は悪い人じゃない、それに美人だしって告げていた。
私の中のヨハネも美人には弱いのね。
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