ウェイバー「なんだよこいつ…」ガッシュ「ウヌ?」
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85:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/14(木) 00:03:12.12 ID:2coCGm0T0
商店街
ウェイバー「…これだけ休めば、ちょっとは落ち着いたな…」
ウェイバー「でもまだ見つからないなんて…まあいざとなったら令呪使えば大丈夫か…」
半分投げやりな気持ちで近くの本屋に立ち寄る。本棚に陳列された分厚い辞書を見たとき、自分の赤い本の事をふと思い出した。
ウェイバー(そういえばこの本の力…心の力…だったか?魔力の消費がほとんどないなんて、ずいぶん燃費がいいんだな…)
ウェイバー「ま、逆に言えばこれがなかったらあいつは何もできないも同然なんだけどな!はははははは…」
「何をぶつぶつ言っておるのだ、坊主よ」
ウェイバー「…え?」
あの夜セイバー達と出くわした時のような、血の気が引く感覚だった。野太い声の主は、そのセイバーと戦闘していた大男、ライダーだったのだから。
ウェイバー「…お、お前!ライダー!」
ライダー「…む?…貴様、何故その名を…」
ウェイバー「あっ!」
終わった。今度こそ終わった。我ながら情けない。ガッシュに注意しろといった自分は、眼前のサーヴァントに何一つ抵抗する手段がない。
ライダー「…まあよいわ、今はいささか興が乗らん。見逃してや…いや、待てよ…」
僕が手に持っていた本を凝視した後、ライダーは僕を、まるで叱られた猫がされるようにして掴んだ。
ウェイバー「は、放せよこの筋肉ダルマ!」
ライダー「丁度よいわ。付き合え、坊主」
ウェイバー「な、なんだよ!何が目的だ!?」
ライダー「まあそう邪険にするな。殺さぬ代わりに、黙って余に付き合えばよいのだ」
ウェイバー「くっ…」
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