ウェイバー「なんだよこいつ…」ガッシュ「ウヌ?」
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286:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/06(土) 11:49:43.20 ID:huj/UfeA0
アイリ「切嗣の理想は…空っぽの私にはとても…」
セイバー「理想…」
アイリ「だからこそあの人は、奇跡に…聖杯に頼ろうとしたの。私がまだ見ていない、この世界の地獄を終わらせるために…人間を救うために」
アイリ「私も力になりたかったけど、この有り様じゃあね…」
床に寝そべっていたアイリが起き上がってセイバーの手を握ろうとするが、力は全く入っていなかった。
アイリ「私も舞弥さんもいない今、頼れるのは貴女しかいない。あの人は不安なの。支えてくれる人がいなくなるから…だから今は駄目でも少し…ほんの少しでいいから、切嗣の事を…うっ…」
セイバー「アイリスフィール!横になっていたほうが…」
アイリ「…セイバー」
力なく、セイバーの手を包む。アイリの手は冷えきってまるで氷のようだった。
アイリ「…お願いね?」
セイバー「…私は…」
セイバーが返答に悩んでいる中、外側から勢い良く襖が開けられた。
そこには心配になりアイリの様子を見に来た切嗣がいた。切嗣はその表情を察して彼女に駆け寄った。
切嗣「アイリ!」
アイリ「切嗣…」
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