提督「安価で元帥にパナイ質問をするだって?」
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265:名無しNIPPER[saga]
2018/04/01(日) 23:18:13.03 ID:zjYNbbAb0
あきつ丸「どうです? 陽炎さん。すこしは陸軍のことがわかっていただけたでありますか?」

提督「いままでのやつ、プレゼンテーションのつもりだったのか……」

陽炎「いや、もう、どうしたらいいのか」

あきつ丸「ふっ。気付かなかったでありますか? 先ほどの他愛ない会話の中に、陸軍の心得が含まれていたことに!」

陽炎「え?」

提督「まじか」

あきつ丸「ひとつ! 陸軍たるもの常に天候を確認せよ! であります!」

提督「天候が悪ければ地面がぬかるむ。かといって良ければ日差しに体力が奪われる。天候に応じた行軍が必要だ。ということをいいたいんだな」

あきつ丸「ひとつ! 常に昨日の自分より強くあれ! であります!」

提督「陸軍の訓練はハードだと聞く。時に挫けそうなこともあるかもしれない。しかし自分を破壊するに至らないすべてのことが自分をさらに強くする。常に気高くあれ、ということだろう」

陽炎「一理あるかも」

あきつ丸「ひとつ! 睡眠は、えーっと、大事であります!」

提督「あー、不眠は、パフォーマンスを8割も落とすらしい。どんな状況でも眠れる技術がプロフェッショナルには必要だ。ということです」

あきつ丸「ひとつ! ユーモアは、えーっと、大事であります!」

提督「えー、うん。あれだ。リラックスすることも大切だということでしょう」

陽炎「……」

あきつ丸「……」

提督「……」

陽炎「あ、ありがと。なんとなーくわかったわ」

提督(気を遣われている! こんな小さい子に! 俺が!)

あきつ丸「いえいえであります。未来の同僚に陸軍のことを知ってもらうのも仕事のうちであります」

提督「未来の同僚?」

あきつ丸「ええ、陽炎殿。そろそろ陸のほうに来るという話のご決断をば」

陽炎「え? 何の話?」


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