提督「安価で元帥にパナイ質問をするだって?」
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156:名無しNIPPER[saga]
2017/12/24(日) 23:45:21.66 ID:Nye3jbFn0
秋津州「欠損? まあそうかもね。若いうちに結婚なんて……。瑞穂さん、申し訳ないけど……」

瑞穂「……」ギロッ

提督「あ、秋津州さん! あなたは欠損という言葉にとらわれすぎています!」

提督(言ったもんは仕方ねえ! もうこれでいく!)

秋津州「……?」

提督「え、えーっと……。日本人は昔、不完全なもの、不恰好のものに趣を見出しました」

提督「それが、侘び寂びの心というものです」

秋津州「それが何の関係が?」

提督「さて、秋津州さん。どうして日本人はそんなことをしたのだと思います?」

秋津州「……さあ?」

提督「簡単です。暇だったからですよ」

秋津州「なにそれ」

提督「言い換えれば、余裕があった。不恰好でも不完全でも、どんな弱さにも趣を見出す心の余裕がね」

秋津州「心の、余裕」

提督「秋津州さん。あなたはどうにもそれがないように見える」

秋津州「……! そ、そんなこと!」

提督「ではなぜ最初にお会いしたとき、すぐに私が周りを警戒していたことに気付いたのですか?」

秋津州「……!」

提督「用心深さは美徳ですが、それもいきすぎると健全とは言いがたい。水上機母艦はたしかに、ピーキーな性能ゆえ戦艦や空母と比べると見劣りすることもある。だから焦っているのでしょう?」

秋津州「……そうかも、しれない」


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