【バンドリ】友希那「私と付き合ってくれないかしら」紗夜「……え?」
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名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:52:40.74 ID:VGriKngu0
リサ(でもそれだけ他の人に気を配れるようになったってことだよね。やっぱり友希那もちょっとずつ変わっていってるんだなぁ……うんうん)
友希那「……リサ? 今、何か私を子ども扱いしているようなことを考えていないかしら?」
リサ「え、そんなことないよ。友希那も変わったんだなーって思ってただけだよ」
以下略
AAS
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:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:53:14.80 ID:VGriKngu0
紗夜「そうですね。休憩は大事だと先ほど言いましたが、だからと言ってダラダラと時間を使うのは無駄になりますから」
リサ「はーい。それじゃ、行きますかー」
あこ「わーい、リサ姉と紗夜さんのクッキー、楽しみだなー! 早く行こうよーりんりん!」
以下略
AAS
22
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:54:01.29 ID:VGriKngu0
――CiRCLE・カフェテリア――
友希那「またリサに子ども扱いされたわ」
紗夜「そうでしたか? 私にはそう見えませんけど……」
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AAS
23
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:54:40.00 ID:VGriKngu0
友希那「このままではいけないわ。多分、リサは今日の私と紗夜を見ても『仲が良いな〜』くらいにしか思っていない。やっぱりもう少し踏み込んだことをしなければ」
紗夜「すでに他のメンバーとは離れて湊さんと二人きりでテーブルについていますが、これよりもですか」
友希那「ええ。という訳でこの紗夜が作ったクッキー……」
以下略
AAS
24
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:55:32.44 ID:VGriKngu0
友希那「(リサの目を引かなくちゃいけないわね……少しだけ大きい声を出しましょう)紗夜。私は料理に興味がないからお菓子とかは作れないけれど、こうやってあなたを労うことは出来るわ」
紗夜「あ、ええと……ありがとうございます、湊さん。ですが人前だと少し恥ずかしいので……」
友希那「そう遠慮することはないわ。いつものように食べてくれないかしら」
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AAS
25
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:56:13.19 ID:VGriKngu0
友希那「……ふふ、やっぱり美味しいわ。いつもありがとう、紗夜。照れているあなたはいつにも増して可愛いわよ」
紗夜「み、湊さん、あまりからかわないでください……!」
友希那「あら、冗談ではなく本心よ?」
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AAS
26
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:56:55.58 ID:VGriKngu0
友希那「またリサは私を子ども扱いしているわ……。これでもまだ足りないと言うの……?」
紗夜「あの、湊さん。落ち込んでいるところに申し訳ないんですが……一つ思い至った点があります」
友希那「どうしたの? なにか妙案があるの?」
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AAS
27
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:57:43.39 ID:VGriKngu0
紗夜「例えば男女でこういうことをすれば『二人は恋人同士』と察しますが、女性同士でやっていても『すごく仲が良い友人同士』としか見られないんじゃないでしょうか」
友希那「そうかしら……?」
紗夜「ええ、恐らく。今井さん方を少し窺った様子ですと、白金さんだけが少しそう感じているだけで、肝心の今井さんは友人同士の微笑ましいやり取り、としか見ていないと思います」
以下略
AAS
28
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:58:26.30 ID:VGriKngu0
友希那「……どうすればいいのかしら……このまま結果が出ないと付き合ってもらった紗夜にも申し訳ないわ……」
紗夜「……いえ、湊さん。まだ落ち込むには早いです」
友希那「え?」
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AAS
29
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:59:12.87 ID:VGriKngu0
友希那「……リサはそれを信じるかしら」
紗夜「信じさせるための布石が今日の私と湊さんの行動です。確かに雰囲気だけで見るのなら親しい友人同士で止まるでしょうけど、言葉にして伝えるなら説得力になります」
紗夜「恐らくですが、白金さんは私たち二人をそういう穿った視線で見ているきらいがあります。つまり私たちの行動はそれだけ真に迫るものがあったということ。そこに幼馴染からの真摯な告白が重なれば、今井さんとて信じざるを得ない。……私はそう思います」
以下略
AAS
30
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/07(木) 10:59:51.20 ID:VGriKngu0
紗夜(不意に湊さんの顔が近づいてきたと思った次の瞬間、頬に柔らかな感触が伝わる)
紗夜(……頬に口づけされたのだと気付くまでに二秒、顔が熱くなったのはそのすぐあとのことでした)
友希那「ありがとう、紗夜。私はいつもあなたに助けられてばかりだわ」
以下略
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