青空坂上 〜卒業するまで、しゃっぽーしようね!〜
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63:中村千歳 ◆hsUAEn/JO/Q.[saga]
2017/12/04(月) 23:12:33.79 ID:LYe2U+Pd0
[side-TAKASHIMA]
サッキーとこーやんは、中学の同級生。
高校に入ってからも、同級生になるはずだった。
八幡高校の入学式の日。
一緒に帰るはずだったサッキーを置いて、ミズホンはキリカちゃんと、新しい友達と一緒に帰った。
それがショックだったサッキーは、その後八幡高校を退学。
一方ミズホンも、サッキーが退学したのがショックだったみたい。
ここまでは分かった。
でも、一つだけ分からないことがあるんだ。
友達って、別に一人だけじゃなくてもいいんじゃない?
「えっと……どういうこと?」
「どういうことだ?」
つまり、サッキーはミズホンが一番の友達だと思ってたから、キリカちゃんと仲良くなったのがショックだったんだよね。
ミズホンも、サッキーが他の人と仲良くなったのが嫌だったんだよね。
だったら、私とキリカちゃんも入れて、ついでにおおのんも入れて、5人で友達になれば、万事解決じゃないかなって。
「えっと……」
「……」
サッキーもミズホンも無言。キリカちゃんはどう思う?
「確かに万事解決のような気はしますが……どうなんでしょう?」
すぐに仲良くなれとは言わないよ。
ちょっとずつでいいからさ、仲良くなっていこうよ。
「ちょっとずつでいいなら……考えてみてもいいかな」
「うん……」
よし、この話終了!
「そんな簡単に終了していいのか?」
いいんだよ、今はこのくらいで。
それより、陸上競技の目玉、男子100mの予選が始まるよ!
第3レーンに八幡高校。みんなで応援しよう!
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