青空坂上 〜卒業するまで、しゃっぽーしようね!〜
1- 20
42:中村千歳 ◆hsUAEn/JO/Q.[saga]
2017/12/04(月) 23:00:44.81 ID:LYe2U+Pd0
 [side-OHNO]

 東行を示す緑のポールに移動したのは、俺、遥、さっきの人の3人。
 しばらく待つと、24条101丁目行の電車が到着。3人で乗る。中央合同庁舎に何の用事で行くのか気になったが、ついに口を開くことはなく、51丁目に到着した。
「えっと、もう降りるんですか……?」
 逆に聞くけど、降りないのか?副名称で中央合同庁舎前って放送されてたはずなんだが。
「それはそうですけど……この距離なら……歩いた方が……」
 200mの距離を歩くのか。変わった人もいるもんだな。
「私は……500mくらい……歩いてますけど……1kmくらい……なら……歩けます……」
 ……。
 ちょっと、絶句。
 1kmというのは、今いる51丁目から41丁目までに相当する。電停5つ分だ。その距離をどうやって歩けと言うのだろう。
「いや……普通に……」
 普通に歩けるのか……。

「おおのん、本題忘れてるよwwww」
 そうだ。本題忘れてました。
 新本郷中央合同庁舎は、交差点の北東側にある。今俺たちがいる東行電停は交差点の東側。数メートル西へ行けば入口がある。
 参考までに、俺の家は北西側。遥は南行に乗り換えるので、南東側。
 つまり、3人はここでお別れとなる。
「バイバイノシ」
「それ……何ですか……?」
 やはりノシは伝わらないらしい。これが伝わるのはミズホンだけだろう。
「そだねwwミズホンは分かってて無視だけどねww」
 分かってて無視なのか。なんかたちが悪いな。
「ミズホンはそういうキャラだからいいのww」
 と、ここまで喋ったところで、さっきの人が割り込んできた。

「あの……たかはるさん……ですか?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
70Res/89.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice