青空坂上 〜卒業するまで、しゃっぽーしようね!〜
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28:中村千歳 ◆hsUAEn/JO/Q.[saga]
2017/12/04(月) 22:54:21.77 ID:LYe2U+Pd0
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24条1丁目、南行のポールに、大野くんが立っていた。すぐに駆け寄る高島さん。
そっか……。大野くん、地上まで往復したんだよね。高島さんが興味を持つのも納得。
私は……興味というより、未練。
去年まで地上に住んでいたというか、こーやんと友達だった。そのこーやん(まだ確定じゃないけど)と大野くん、どんな話をしたんだろう?
私はこーやんと話すことすら許されなかったのに、大野くんは初対面で……。
「サッキー何考えてるの?」
高島さんが私の顔を覗き込んでくる。大したことじゃないから気にしなくていいよ。
「そう?ものすごい俯いてたけど」
ほら、大野くん帰ってきたんだから、球場に戻らないと。試合終わっちゃうよ?
「話逸らしたww露骨すぎww」
あ……えっと……その……。
大野くんが地上に出たって聞いたら、なんか変な気分になっちゃって……。
「そう……分かった。気分悪くなったら言ってね」
ありがとう。核心は聞かないでくれて。
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