【このすば】カズマ「おかしい、色々とおかしい!」
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33:横っ腹にゴッドブロー
2017/12/07(木) 13:14:41.45 ID:j/ZGHrTtO


「カ、カズマ、早いですよ!もうちょっと待ってくれてもいいじゃないですか!」

装備一式を引っ掴んで来た俺とは違い、ちゃんと装備をつけてから走って来たらしいめぐみんがそんなことを──

「言ってる場合か!街中にアンデッドが入るとか、キワモノが多くて騒動が起きやすいこの街でもだいぶやばいぞ!」

最悪アクアがターンアンデッドで浄化できるが、あいつはポンコツなので期待できそうにない。

「うぅ、せっかく来たのに、流石に街中で爆裂魔法を撃つとカズマに多大な迷惑がかかりますし......」

「めぐみんが勉強してる!うわぁ、なんだこの感動、俺の中でめぐみんの株が急上昇したよ!」

「この男!そうですか、生まれつき知能が高い紅魔族を馬鹿にするとはなんたる屈辱!いいでしょう、撃ってやろうじゃありませんか!『エクスプロー......」

俺は暴走しためぐみんを地面に組み伏せ、魔法を発動させないように抱きしめる。

「このバカ、なんてことしようとしてんだよ!お前が街中に爆裂魔法を撃ち込んだら俺に請求が来るんだぞ!」

「あっ、でもこの体勢も割といいかもしれません、離したらすぐに爆裂魔法を撃つので、その体勢のままでいてくださいね」

「甘えてんのか脅してんのかわかんねーぞ!ていうか、この体勢のままだと俺らがあいつらを助けに来た意味が......」

何やら脱力して、俺に抱きつかれるままになっためぐみんが変なことを言って、俺がそれにツッコミを入れた瞬間、

「わあああああーっ、カズマさーん!カズマさーん!ごめんなさい、借金は返すから!でも今は助けてください!」

「カズマ!?頼む、狙撃スキルでこいつらの動きを止めてくれ、動きさえ止まればアクアの魔法で浄化できる!」

アクアとダクネスが俺に気づき、そう声をかけて来るが、

「でも俺がめぐみんを離したらこいつ爆裂魔法撃つとか言ってるんだけどー!」

俺がそう返すと、ダクネスがめぐみんを見て、

「め、めぐみん!?流石にそんなことはしないだろう!?」


「します」


「ダメだカズマ、めぐみんの目が本気だ、そのまま押さえておけー!」

あーもう、本当に手のかかる!

俺はめぐみんを抱っこしながらアクアの方へ走り出した!






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