396: ◆NM5lmFgdqEm4[saga]
2017/12/12(火) 22:33:43.78 ID:gXgaM4sAO
【厨房】
大東「よっしゃ、作るぞー!」
八神「……大東君?」
大東「あ? 何だ?」
八神「その、手に持ってる物……何かな?」
大東「え? あぁ……デスソースだけど」
八神「……何で?」
大東「そりゃあやっぱりシャキッと目覚めるためよ! デスソースは辛くて旨くて万能だしな!」
八神「…………大東君って、今まで自分でご飯作った事ある?」
大東「あー……それがよー……高校に上がるくらいの時かな、一回お袋の代わりに夕食を作った事があってな」
大東「その時、お袋のヤツ一口食べたら、ご飯を作るのは母親の役目だから、なんて泣きやがってよ……」
大東「それからは自分でメシ作った事はねぇな。お袋の泣き顔見たくねぇし」
八神「…………」
大東「な、何だよ。別にマザコンじゃねぇぞ!?」
八神「僕がツッコミたいのはそこじゃないんだよね……」
葵「……大東くん。デスソースを置いて、何持った?」
大東「あ? これ? 洗剤だけど」
葵「何するの……?」
大東「米を洗うんだよ。綺麗にしないとな!」
葵「…………」
八神「…………」
八神「……キー坊。仕事だよ。お行き」
キー坊「ガルルルルル……」
大東「は? ちょ、えっ? 待て待て待て……」
キー坊「ガル!」ダッ!
大東「うおおおおおおおおおお!?」ダッダッダッ……
八神「……行ったようだね」
葵「はぁ……」
植木「あ、あの…………」
八神「ん、どうしたの?」
植木「包丁って、ど、どう持つんですか……?」
八神「…………」
葵「……あれ、刺さるよ」
八神「…………僕達だけで作ろうか」
葵「うん…………」
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