芳乃「朋殿ー」朋「どしたの、芳乃ちゃん?」
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15: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2017/12/03(日) 18:35:02.86 ID:b6C5Mzuy0
朋「そうね、あたしも緊張してたし……不安で震えちゃってたわ」

芳乃「……それでも、わたくしを励ましに来てくれたのですねー」

芳乃「そなたはとても優しい方でしてー」

朋「そんなことないわよ……あたしはきっと気を紛らわせたかっただけだから」

朋「……でも、結果的に成功だったみたい」

朋「芳乃ちゃんが優しく手を握ってくれたから……ね。ちょっと落ちつけたの」

芳乃「……」

朋「芳乃ちゃんは……どう? 震えは止まった?」

芳乃「そなたに握られてるから、わかりませぬー」

朋「あ、そうだったわね……あはは」

芳乃「しかし……心は穏やかさを取り戻しましてー」

芳乃「それもこれも、そなたのおかげでありー……最大限の感謝をー」

朋「や、止めてよ、そこまでいわれると照れるわ」

芳乃「おや、別に誇張しているわけではないのですがー……」

朋「それでもなの!」

芳乃「ふふー」

朋「もう……それじゃ、そろそろ離すわね」

芳乃「うむー」

朋「……うん、あたしの震えは止まったみたい」

朋「芳乃ちゃんはどう?」

芳乃「うむ、止まっておりますー」

芳乃「そなたが、わたくしたちは一人ではないと教えてくれたゆえー」

芳乃「今でも、この手にそなたがつながっているような気がしますー」

朋「そうね、あたしもそんな感じ……」

朋「……ううん、きっとつながってるのよね」

朋「だからきっと、震えも止まってるのよね……つながってなかったらまた震えちゃうかも」

芳乃「かもしれませぬー」

芳乃「なれば、その度に何度も繋ぎなおしましょー」

芳乃「わたくしたちは、二人なのですからー」

朋「……うん、そうね」

朋「よしっ! 本番がんばろうね、芳乃ちゃん!」

芳乃「うむー、わたくしたちの第一歩をー、きらびやかなものにしましょー」

朋「おー!」




おしまい


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