39:名無しNIPPER[sage]
2017/12/04(月) 00:28:28.71 ID:h+a2pQxF0
ジャー
黒髪「臆病者……。据え膳食わぬは男の恥って言うでしょ?」
男「はいはい……」
黒髪「……そういえば今週の土曜のことだけど」
男「兄の命日か? それがどうした?」
黒髪「その日はちょうどお父さんも帰ってこられるのでしょう? 滅多にない機会だから私の家でお父さんを連れて食事でもって、母が言っていたのだけれど」
男「ああ、分かった。父さんに相談しておく。後、墓参り行くけど、来る?」
黒髪「ええ、勿論行かせてもらうわ。……今年で8年になるのね」
男「……ああ」
男(まるで兄を想うように遠くを見る彼女。沈痛な表情を見せるのもその筈。二人は生まれた頃からずっと一緒に過ごしてきた幼馴染だったから)
男(黒髪と兄は仲が良かった。二人が優しかったから俺も間に入れたものの、普通ならあの頃の二人を割り込むことなんてできなかったと思う)
男(……あれほど仲が良かったんだ。こんな表情だってするだろう)
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