18: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:12:23.32 ID:hv2zMcBs0
「ありす。美波や文香は意識して大人っぽくしようとしていたかしら?」
「いえ。していませんでした」
「私も同じよ。大人っぽくしようと振舞っているわけではないの」
19: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:12:53.11 ID:hv2zMcBs0
「…で、でも…私には素敵に見えます」
「だったら、ありすもそこを真似をすればいいじゃない」
「え?」
20: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:13:31.07 ID:hv2zMcBs0
「ありすのひたむきなところや、向上心の強いところはみんな長所に思っているわ」
「だから、無理することはない。憧れの人の真似をするのはいいけれど、表面的なところじゃなくて、本質的な部分を見習うほうがいいわ」
ありす「…!」
21: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:13:59.12 ID:hv2zMcBs0
「あ、ありがとうございます。 すごく参考になりました!」
「ふふふ。あくまで一個人の意見だもの。鵜呑みにしちゃダメよ」
「批判的に意見を分析する、ですね」
22: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:14:49.61 ID:hv2zMcBs0
4
「シクシク…ヒュードロロ…」
…大きな布を被ったお客さんが来たわね。
23: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:15:17.02 ID:hv2zMcBs0
「実は、最近…同じユニットのメンバーであるK.Hさんという子が構ってくれないんです…シクシク…アタシたちの大切なお友達なのに…」
「なるほど。それは悲しいわね」
「でしょ? 鬼だよね?」
24: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:15:43.11 ID:hv2zMcBs0
ふぅ、どうしようかしら。
面倒だから帰りなさいと追い出すのは簡単だけれど…確かにしばらく遊んであげていないわね。
仕事が忙しかったり、モデルの仕事ですれ違いになったりして…顔も合わせていなかったもの。
25: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:16:18.64 ID:hv2zMcBs0
「フレちゃん」
「なぁに。奏ちゃん」
「いまからお茶にでも行きましょうか」
26: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:17:05.80 ID:hv2zMcBs0
5
もう夕方ね…あと何人かの話を聞いたら終わりにしようかしら。
真面目な相談以外は来て欲しくないのだけれど…。
27: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:18:00.52 ID:hv2zMcBs0
「どうしたのかしら。友紀」
「プロデューサーに怒られて事務所でビールを飲むのを禁止されてしまったんだよ…!」
「友紀。机に突っ伏さないでちょうだい」
28:名無しNIPPER
2017/12/02(土) 13:18:30.67 ID:hv2zMcBs0
「友紀」
「な、何さ」
「帰って飲みなさい」
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