14: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:09:34.60 ID:hv2zMcBs0
プロデューサーに頼んでみるって言ってたけど、プロデューサーはできるところは1人でやれって言うでしょうね。
あの人も厳しい時は厳しいもの。
…ふう。今回はスピード解決だったわね。
15: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:10:40.17 ID:hv2zMcBs0
3
さて、次のお客さんは…。
「こんにちは。よろしくお願いします」
16: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:11:16.72 ID:hv2zMcBs0
「座って頂戴」
「は、はい」
「緊張してなくてもいいのよ。それじゃあ、話を聞かせてもらえるかしら」
17: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:11:48.26 ID:hv2zMcBs0
…さて、どんな風に答えようかしら。
憧れるという感情は素敵なもの。
感情を否定することはいけないわね。
18: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:12:23.32 ID:hv2zMcBs0
「ありす。美波や文香は意識して大人っぽくしようとしていたかしら?」
「いえ。していませんでした」
「私も同じよ。大人っぽくしようと振舞っているわけではないの」
19: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:12:53.11 ID:hv2zMcBs0
「…で、でも…私には素敵に見えます」
「だったら、ありすもそこを真似をすればいいじゃない」
「え?」
20: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:13:31.07 ID:hv2zMcBs0
「ありすのひたむきなところや、向上心の強いところはみんな長所に思っているわ」
「だから、無理することはない。憧れの人の真似をするのはいいけれど、表面的なところじゃなくて、本質的な部分を見習うほうがいいわ」
ありす「…!」
21: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:13:59.12 ID:hv2zMcBs0
「あ、ありがとうございます。 すごく参考になりました!」
「ふふふ。あくまで一個人の意見だもの。鵜呑みにしちゃダメよ」
「批判的に意見を分析する、ですね」
22: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:14:49.61 ID:hv2zMcBs0
4
「シクシク…ヒュードロロ…」
…大きな布を被ったお客さんが来たわね。
23: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:15:17.02 ID:hv2zMcBs0
「実は、最近…同じユニットのメンバーであるK.Hさんという子が構ってくれないんです…シクシク…アタシたちの大切なお友達なのに…」
「なるほど。それは悲しいわね」
「でしょ? 鬼だよね?」
24: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/12/02(土) 13:15:43.11 ID:hv2zMcBs0
ふぅ、どうしようかしら。
面倒だから帰りなさいと追い出すのは簡単だけれど…確かにしばらく遊んであげていないわね。
仕事が忙しかったり、モデルの仕事ですれ違いになったりして…顔も合わせていなかったもの。
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