81:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 22:35:23.43 ID:zljesD0n0
粧裕「今は、いらない」
リューク「ほう」
粧裕「必要になったら言うから準備はしておいて」
リューク「ククッ、大丈夫だ。いつだって出来る。コンタクトを入れ替えるのと変わらない数秒だ」
粧裕「……それじゃ、約束を守ってもらうから、今から見る犯罪者達が偽名かどうかだけ教えて」
リューク「ん? ああ。わかったけど、テレビは何で犯罪者を偽名で放送したんだ?」
粧裕「あたしの居場所を突き止めるためだろうね」
リューク「あん? そーなのか?」
粧裕「うん。多分もうあたしが名前と顔が分らないと殺せないってこともばれてる。それを逆手に取られたって感じ。多分テレビで放送する地域とかを区切って偽名の凶悪犯が死なない地域を絞り込んで行ってるんだろうね。このまま気がつかなかったら危なかったかも」
リューク「ん? 犯罪者が死ななかったらおまえの居場所わかんの?」
粧裕「わかるの。でももう気がついたからこれ以上は分からないよ」
リューク「ふーん。何か余裕だな? おまえの居場所ばれたんじゃないの?」
粧裕「こんな短期間で分からないって。これが半年とか1年とかなら違ってたと思うけど、多分よくてあたしが東京にいるって気づいたくらいじゃない? もうこれからは偽名の凶悪犯なんてノートに書かないからどうしようもないと思うよ」
リューク「ほー」
粧裕「……でも、少し気をつけないと。まさかあたしの殺し方を見てこんな手を打ってくるなんて……」
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