19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/11/28(火) 17:56:58.20 ID:TWqzOMXa0
粧裕「どういうこと?」
リューク「うおっ!?」
粧裕「あたしが死んでもこのノートを持って帰らないの?」
リューク「ああ」
粧裕「なんで?」
リューク「そりゃ、俺は人間界に来る為にそのノートを落としたんだからな」
粧裕「意味が分からない。説明して」
リューク「お、おう。俺がそのノートを落とした理由は、退屈だったからだ」
粧裕「……たい、くつ?」
リューク「ああ、死神がこんな事を言うのもおかしいが、生きているって気がしなくてな……」
リューク「今の死神ってのは暇でね。昼寝してるか博打打ってるかだ」
リューク「死神が人間を殺すなんて普通のことだ。だからといって死神界の奴をノートで書いても死なない。退屈で退屈で……人間界にノートを落として人間に使わせるのを眺めるのが面白いと俺は踏んだ」
粧裕「……なに、それ」
リューク「と、いう訳だ。お前が使わないなら使わないでいい。ノートに自分の名前を書くのも自由だ。そうなったら俺は次に拾う奴に憑くだけだ」
粧裕「……つまりこういうこと? あたしはあなたの退屈しのぎの為に殺人犯になっちゃったっていうこと?」
リューク「使ったのはお前だろ?」
粧裕「ふっ、ふふ、ふはっ、あはっあは、あはははははははははははははははははっ!!」
リューク(!?)ビクッ
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