37:名無しNIPPER[sage]
2017/11/27(月) 01:56:33.38 ID:QPBy19qO0
新茶「時に、カルデアの所長君。シュレーディンガーの猫、という思考実験を知っているかね?」
「ええ……確か、箱の中にいる猫が半分生きていて半分死んでいるっていう……」
新茶「その通り。箱の中の猫は、50%の確率で生きているはずである。だが、観測するまでは、どちらの状態も箱の中に等しく存在する―――量子力学の矛盾を表現した、有名な話だ」
不夜殺「うぅ……たとえ想像でも猫のことなど、考えたく無いわ……」
新茶「とにかく、このたとえ話で言いたいことは『観測者の存在そのものが、事実に影響を与える可能性がある』ということだ。言い換えれば、観測されなければ、事実が確定することはないのだヨ!」
「……? だからそれが一体どういう……」
不夜術「所長様……どうぞ、これをご覧ください」スッ
「なによこの映像…………ッ!? これ、カルデアの外なの!?」
不夜術「その通り、すでにこのカルデアの外に人理は存在しません。カルデアは人類という観測者を失った……つまり、このカルデアの出来事は人理として確定していないのです」
新殺「そうして、少しばかり細工をさせてもらったのさ『カルデアの所長』様」スッ
「? なにこれ? みんなの職員証じゃ……ん?」
カルデアのシールダー「あの……その……はい……」
カルデアのドクター「…………ハハハ……」
カルデアの天才「あ、私も少し協力させてもらったよ?」
〔どうも”カルデアのマスター”です〕<ポーン
カルデアの所長「…………え、えええええええええええええ!?」
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