幸子「うおおおおお!!!」
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7: ◆ikbHUwR.fw[saga]
2017/11/25(土) 13:13:39.00 ID:Yx7jb8M00
夕美「最初だし、このぐらいにしておこっか」

幸子「ハァ、ハァ…………はい」ヨロヨロ



幸子(一発も当てられなかった……、それに……)

幸子(夕美さんのパンチは、明らかに手加減してくれていた。力なんて全然入ってない、本当にただ触れただけみたいなもの)

幸子(なのに、全くよけられなかった)



夕美「えっと……落ち込まないでね、幸子ちゃん見込みあると思うよ」

幸子「……どこが、ですか。手も足も出ませんでしたよ」

夕美「手は出てたよ。だから、すごいなって思ったの」

幸子「?」

夕美「空振りすると疲れるでしょ。最後のほうはふらふらになってたよね。でも幸子ちゃんは、最後まで手を出し続けてたから」

幸子「当たってませんけど……」

夕美「それは技術の問題だよね。技術とか筋力なんてのは、誰だって練習すればつくからね。そこまで重要じゃないよ」

幸子「……そうでしょうか」

夕美「最初から強い人なんていないもの。幸子ちゃんはまだつぼみ、これから大きく咲くんだよ。今は小さくても、あきらめないで挑み続ける、その気持ちの方がよっぽど大事だって、私は思うな」

幸子「…………はい。ありがとう、ございます」



拓海「つっても、それで勝てるかは別のハナシだよな」

未央「台無し」



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