96: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/25(土) 02:13:39.59 ID:UG/IDuW70
………………
マシュ「ハァーッ……ハァーッ……」ドサリ
バットマン「……」
バットマン(投擲したバットラングの8割を防いだ。見込み以上だ。恐ろしいほどの学習能力)
バットマン(遠からず、驚異的な戦士になることは明白……やはり、弱点は調べておくべきか)
バットマン「立て、マシュ。まだ終わっていない。次は組手だ」
マシュ「くっ……わ、分かりました……!」ヨロヨロ
バットマン「盾を使って戦うのなら、その重さを利用しない手はない。ただし振り回されるのは違う。良いか……」
――――
バットマン「シィッ!!」シュガガッ
マシュ「くっ……」ドドッ
バットマン「……!」ゴォッ
マシュ「え? きゃっ……」ドサッ
バットマン「遅い。盾が地面に付いていた。力任せに戦うな……もう一度だ」
マシュ「……はい!」スクッ
――――
バットマン「盾だけに頼るな。盾を奪われても、まだ武器は残っている」
マシュ「はい!」ハアハア
バットマン「もう一度だ」
――――
バットマン「動きに無駄が多い。敵はそれを見逃さない、もっと限られた時間の中に身体をねじ込め」
マシュ「はいっ!」ハア、ハア
バットマン「もう一度だ」
――――
バットマン「敵の考えを読め。今の手に掛かるのは思考が安易すぎる証拠だ、もっと敵を恐れろ」
マシュ「は、いっ……!」ゼイゼイ
バットマン「もう一度だ」
――――
バットマン「足元を見ろ。敵の動きはそれで大方の予測が……」
マシュ「…………はぃ……」ゼーヒュー、ゼーヒュー
バットマン「……そろそろ休みを入れよう」
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