164: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/26(日) 09:48:12.86 ID:HrKXx+5N0
ジャンヌ・ダルク?「あ――アハハハハハ!! ねえ、聞いたジル!? 助けて下さい、助けて下さいですって!!」
ジャンヌ・ダルク?「私を縛り、私を嗤い、私を焼いたこの司教様が!」
ジャンヌ・ダルク?「私は虫のように殺されるのだと、慈愛に満ちた眼差しで語った司教様が、命乞いをしてるなんて!」
ジャンヌ・ダルク?「ああ……悲しみで泣いてしまいそう。だって、それでは何も救われない」
ジャンヌ・ダルク?「そんな紙のような信仰では天の主には届かない。そんな羽のような信念では大地には芽吹かない」
ジャンヌ・ダルク?「神に縋ることすら忘れ、魔女へ貶めた私に命乞いするなど、信徒の風上にも置けません」
ジャンヌ・ダルク?「わかりますか、司教? 貴方は今、自分のことを異端者だと証言してしまったのです」
ジャンヌ・ダルク?「……ほら、思い出して司教。異端をどういう刑に処すか、貴方は知っているでしょう?」ニヤリ
ピエール「……!? 嫌……嫌だ、嫌だ、嫌だ!! 助け……たすけ、てっ……!」
ジャンヌ・ダルク?「残念。救いは品切れです。この時代にはまだ……」
???「まあ待てよ、魔女サマ……」
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