王「勇者よ、頼んだぞ」勇者「いや僕半身不随なんで」
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9:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 23:08:48.28 ID:GZr6e/Jq0

〜王城・謁見の間〜

王「さて、勇者よ、さきほども説明したが君にはなんとしても魔王を倒してもらわなければならん」

青年「...」

王「君にしか魔王を倒すための武器が扱えんからだ」

青年「...」

王「どうかね?私としても手荒なことはしたくない、できればすすんで手を貸して欲しいのだが...」

青年「...」

大臣「王が尋ねていらっしゃるのだぞ!」

青年「!」ビクッ

王「まぁ待て、大臣」

青年「あ、あの...」

王「なんだ」

青年「武器を扱う、とおっしゃられましたが僕はさきほども言った通り自分で歩けません、とても武器を使って魔王を攻撃することなんて...」

王「それは君が気にすることではない」

青年「え...でも」

王「君は武器を握ってさえいればいいのだ、あとのことは私が既に考えてある、心配はない」

青年「そんな...と、というか魔王はもう滅ぼされたと聞きましたが」

王「ほぉ、あんな村に住んでおったくせに随分博識じゃないか」

青年「ほ、本を読んでいましたので」

王「魔王は死なんよ」

青年「え...?」

王「封印することができるだけだ、けして死にはしない、そして蘇るのだ」




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