王「勇者よ、頼んだぞ」勇者「いや僕半身不随なんで」
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11:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 23:32:03.46 ID:GZr6e/Jq0

青年「で、でも歴史書には魔王が蘇ったなんていう記述はどこにも...」

王「誰にでも読むことのできるような歴史書に真実が記されていると考えるのは危険なことだ」

青年「いや...で、でも」

王「この500年間、我ら王家が秘密裏に封印し続けてきたのだ、魔王が蘇った瞬間を狙いもう一度封印しなおすことでな」

青年「そr」

王「君がこの役目を断れば、数えきれないほどの人が死ぬことになるぞ」

青年「そんな...」

王「君は選ばれたのだ、君にしかできないことだ」

青年「ぼ、僕に、しか...」

王「そうだ、考えてみるんだ、今ここで『魔王封印に協力する』と言うだけで君の人生は途端に燦然と輝き始める」

青年「あ...」

王「その体では随分と疎まれ続けてきただろう?自分の人生に意味などないと、そう思い続けてきただろう?」

青年「!」

王「しかし君は選ばれし者だった!君がこれから行うことは多くの人々の命を救い、君は英雄となる!」

青年「え、英雄」

王「これは君が自分の存在価値を見出す最後のチャンスだ、最後の、な」

青年「...」

王「さぁどうする、力を貸してくれるか?」

青年「...」

王「...」

青年「分かり、ました」

王「...!」

青年「魔王封印に、協力します」

王「...歓迎するぞ、勇者よ、よろしく頼む」スッ

勇者「はい、よ、よろしくお願いします」ギュッ




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