古畑任三郎「魔王さんを殺したのは……勇者さん、あなたですね」
1- 20
64:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 01:04:23.37 ID:TROQoGIho
勇者「それともう一つ、こんなところに私を一人呼び出して」

勇者「もし私が逆上して襲いかかってきたら、証拠を奪おうとしたら、とは考えなかったのですか?」

古畑「考えませんでした」

勇者「なぜ?」

古畑「なぜなら、あなたは真の勇者だからです」

古畑「なんの力もない私を傷つけるような人ではない、と思いました」

勇者「どういうことです?」

古畑「ご自分でお気づきかは分かりませんが、あなたは二度ほっとなさっています」

古畑「一度目は、国王陛下が魔族との和解は振り出しに戻ったといった時」

古畑「二度目は、この部屋に魔力の痕跡がなかったのが判明した時です」

古畑「二度目の時は、作戦が成功したことへの安堵のように見えましたが」

古畑「一度目は違いました。心の底から人々のためを思っての安堵に見えました」

古畑「あの時、私はあなたが単に保身で殺人をするような人ではないと感じたのです」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
90Res/46.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice