古畑任三郎「魔王さんを殺したのは……勇者さん、あなたですね」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/11/20(月) 23:07:00.42 ID:2Ro3e5Mlo
魔法使い「やはり、魔王はもう死んでいますね」
勇者「くっ……なんてことだ……! 爆破呪文など使わねば……!」
魔法使い「いや、これは……魔王は石板に押し潰されて死んだのではなさそうですよ」
以下略
AAS
26
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/11/20(月) 23:11:04.68 ID:2Ro3e5Mlo
古畑「この死体、色々と不自然な点があります」
魔法使い「不自然? どこがですか?」
古畑「えぇ〜……魔王さんの手には、まるで猛獣のような立派な爪が備わっています」
以下略
AAS
27
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/11/20(月) 23:15:18.97 ID:2Ro3e5Mlo
古畑「私も、刑事として人を自殺に見せかけて殺す、という事件に何度か出会ったことがあります」
古畑「もしかしたら、この事件もその類の可能性があるのでは、と」
勇者「ほう」
以下略
AAS
28
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/11/20(月) 23:18:07.72 ID:2Ro3e5Mlo
古畑「他には……そうですねえ、この世界には魔法があります」
古畑「たとえば、魔王さんを殺した犯人が魔法でビューンと脱出するなんてことは出来ないでしょうか?」
古畑「これなら、この部屋に鍵がかかったまま逃げることができます」
以下略
AAS
29
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/11/20(月) 23:20:18.18 ID:2Ro3e5Mlo
やがて、部屋に今泉が戻ってきた。
今泉「あれ、何をしてるんですか?」
古畑「現場検証中。魔法使いさんの邪魔しちゃダメだよ」
以下略
AAS
30
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/11/20(月) 23:23:06.58 ID:2Ro3e5Mlo
魔法使い「たとえば、今ここで私が古畑さんを炎の魔法で焼き殺したとしましょう」
古畑「私は焼かれるのはごめんだなぁ。今泉君、頼むよ」
今泉「えぇ〜、なんでですかぁ!?」
以下略
AAS
31
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/11/20(月) 23:26:47.79 ID:2Ro3e5Mlo
古畑「では、こういうのはどうでしょう」
古畑「魔法使いさん、さっきあなたテレポートで鍵のかかった部屋に入ろうとおっしゃいましたね」
魔法使い「はい」
以下略
AAS
32
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/11/20(月) 23:29:39.16 ID:2Ro3e5Mlo
魔法使い「これでお分かりでしょう?」
魔法使い「ある程度魔法を使える者ならば、魔法を犯罪に使うなんてことはまずしません」
古畑「とてもよく分かりました……しかし、念のため調査はお願いします」
以下略
AAS
33
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/11/20(月) 23:32:06.70 ID:2Ro3e5Mlo
― 城の中庭・パーティー会場 ―
すでに魔王の死は伝わり、パーティーは中止となっていた。
ザワザワ… ドヨドヨ…
以下略
AAS
34
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/11/20(月) 23:35:18.57 ID:2Ro3e5Mlo
国王「申し訳ない。異世界からの来客を、こんなことに巻き込んでしまって」
古畑「とんでもない。こちらこそ、大したお手伝いもできず申し訳ありません」
国王「今のところ、魔王は我が国への当てつけに自殺したというのが濃厚だと聞いておる」
以下略
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