23:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:59:52.31 ID:dPfg/dp20
「馬鹿ね、馬鹿な人。本当に、不器用な人。
後悔するぐらいなら、言えばいいのに」
「ああ……」
「私は、もう助けることなんて出来ないからね。精々、これから悔やめばいいわ」
悔いを残すなと言った癖に、どの口でそれを言うのか。
やはり君は爆弾だ。放っておけば、大惨事になる危険物だ。
実の所、放っておけなかったのは君の方なんだ。
僕が君を――放ってなんていられなかった。
どうしてもない、成り行きでもない、君しかいなかった。
君しか、いなかった。
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