【モバマス】 速水奏「ゴーゴーカレーには人生がある」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/11/19(日) 05:36:38.67 ID:VkMJYx3kO


奏「私、アイドルを辞めようと思うの――」



P(俺が『いい所』に連れて行く間、彼女は全てを語った)

P(――この世界には、持つ者と持たざる者がいる)

P(自分が後者だと気付いた時、そいつはどうするか)

P(嘆き崩れる者、妥協して別の道を行く者、世界を呪う者、様々だ)

P(持つ者であった彼女は、持たざる者からの呪いを受けた)

P(よくある話――他のアイドルからの嫉妬、妬みを一身に受けたのだ)

P(そうして、彼女を担当していた以前のプロデューサー――そいつはプライドが高く、支配欲も高い出世頭な人間だったようだが)

P(彼女を陥れようとする者たちの工作活動にまんまと嵌められ、やがて『自分の手に負えないような人間はいらない』と、その活動に加担するようになったそうだ)

P(そうして彼女は無実の罪を着せられ、魔女裁判にかけられ、やがて俺たちの場所へ流れついたと)

P(ただ、向こうの社長だけは味方になってくれたらしく、『独自に調査をする間、移籍という体であの事務所へ行ってもらう』と約束して、俺たちの場所へ送り出したらしい)

P(普段は決して見せない、初めて見る弱気な彼女)

P(このような事実を知らず、頭を下げて営業に出る俺の姿を見て、心を痛めたらしい彼女は遂に真実を語ったということだ)

P(これ以上誰かに迷惑をかけたくないから――そんな心情が見て取れる)

P(洗いざらい語って、そして『辞めたい』とこぼした彼女)



P「――行くぞ」


奏「……」


P(俺はそれについて肯定も否定もせず、彼女をとある場所へ誘った)






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