30: ◆Bc4KZX4MNU[saga]
2017/11/20(月) 02:35:36.28 ID:O30aZr+E0
良子「……戻れますか?」
京太郎「……」
良子「……」
京太郎「……ダメ、そうです。わかりません、やりかたも」
良子「なるほど……」
京太郎「なんでだよ」
良子「……まだその時じゃない、とかですかね」
京太郎「その時じゃないって」
良子「ともかく、できないものは仕方な」
京太郎「仕方なくないだろっ、こんなの!」
良子「……しかし、須賀君」
京太郎「っ……すみません」
良子「いいえ、貴方の気持ちは察するに余りある……」
京太郎「はぁ……ほんと、ごめんなさい。落ち着きました」
良子「いえ、私も無責任に身体があれば戻れるんじゃなんて言った側ですから」
京太郎「……」
良子「ボディの元にたどり着いたわけですし、それでは私は帰ります」
京太郎「……はい」フッ
良子「グッドラック」
京太郎「……ありがとう、ございましたっ」ニッ
良子「……」クルッ
テクテクテク
京太郎「感謝、してます……」
ピタッ
良子「……今度は、生身で」
京太郎「はい……会えたのが戒能さんみたいに優しい人で、よかった」
良子「……それはなにより」フッ
京太郎「それじゃ、また!」ニッ
良子「ええ、また……」
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