283: ◆Bc4KZX4MNU[saga]
2021/08/27(金) 23:14:45.02 ID:G6VvULo20
―――しばらくして【雀荘前】
京太郎「だぁ〜疲れたぁ!」
トシ「お疲れさん」
京太郎「死ぬかと思った」ハァ
秋一郎「いいジョークだ」ハッ
京太郎「死にませんけど、死んでも生きるんで」ハァ
良子「っ……」
京太郎「まぁなにはともあれこれで強くはなった……んですか?」
トシ「まぁ間違いなく」
京太郎「……なら、いっか」
心底嬉しそうに、俯きがちに言う彼を見て良子は顔をしかめる
本当はもっと強かったと、数週間で君はもっと強くなれると
そして―――
京太郎「……戒能さん?」
良子「ふぁっ!? あ、なんでもないです!」
京太郎「?」
良子「ナイスでしたよ?」フフッ
京太郎「……ん、よかった」ニッ
良子「今日は麻雀漬けでしたけど、良かったんですか?」
京太郎「しばらくこういう日、なかったから嬉しいっすよ!」
本心からの言葉だと理解できた
付き合いは数週間でも、それがわかるぐらいには密度は濃かった
京太郎「もしかして明日も?」
トシ「んー明日はせっかくだしデートでもしてくれば?」
京太郎「えー誰とっすか」
トシ「戒能と」
良子「へ?」
京太郎「……ふぇっ!!?」
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