156: ◆Bc4KZX4MNU[saga]
2020/08/24(月) 23:26:48.29 ID:ecS4atmg0
良子「というより、なんで役立ちそうなこと?」
トシ「ん?」
京太郎「確かに、それってむしろ確信じゃ?」
トシ「いいや、まぁ……」チラッ
京太郎「?」
トシ「方法自体は正解だと思ってはいるけど……」チラッ
良子「……?」
トシ「ん〜京ちゃん」
京太郎「はい」
トシ「自分の未練に対して……これが原因っていう確信は?」
京太郎「え〜」
トシ「ね? わからないだろ?」
京太郎「ん〜」ムムム
トシ「こういうことさ」コクリ
良子「なるほど、未練がわからない……と」
京太郎「うおー未練が多すぎる!」
トシ「一番でっかいやつは?」
良子「確かに大きな未練を解決してやると成仏するって聞いたことあります」
京太郎「どこ情報っすか、てかそんな介護してもらわないとなんて……」ハァッ
トシ「なに落ち込んでんだい」
京太郎「いや、死にかけてからもこんな迷惑かけるとは……」
良子「……」ムッ
京太郎「つくづく」
良子「ノー」
京太郎「え?」
良子「ノー、別に、迷惑だなんて思ってません」
京太郎「へ?」
良子「迷惑だと思ってるならそもそも関わりません、それに一緒にいません……」
トシ「……」フッ
良子「最初はなし崩しでしたが……今は違います。
京太郎「戒能、さん?」
良子「私が、須賀君……貴方を、助けたいんです」ジッ
京太郎「……ふぇあっ!?」カァッ
良子「だから、生身に戻るまでは……い、一緒にいてもらいます」カァッ
京太郎「は……はぃ」
良子「よ、よし! では二人で考えましょう! 須賀君の、やり残したこと、やりたいこと!」
京太郎「んっ……」コクリ
トシ(やれやれ……やれやれだよ、やれやれ)
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