34: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 01:20:24.73 ID:4TBLGcT+0
◆
ここまでの話が、あたしの一足目から二足目までの話。
あたしのダンスシューズの話だ。
現在のあたしの周りには、あたしがアイドルにならなかったら縁がなかったであろうものがたくさんある。
勉強机の端に積まれた付箋だらけの台本だとか、書き込みだらけの楽譜だとか、挙げ出すとキリがない。
でも、きっと一番はクローゼットにいるかつての相棒、ダンスシューズたち。
あの子たちのおかげで、今のあたしがあるわけで、あたしを語る上では一人として欠かせない。
それぞれに思い出があって、優劣なんかはないけれど、文字どおりその身を削って、アイドルのスタートラインにあたしを立たせてくれた一足目。
生まれて初めての、あのダンスシューズはいつまでも宝物だと思う。
おわり
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