神谷奈緒「ステップバイステップ」
1- 20
15: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 01:07:11.71 ID:4TBLGcT+0



レッスンスタジオに着いて、受付で更衣室ロッカーの鍵を受け取る。

その際に、その日の予約状況を確認したら幸運なことに空きがあったので、レッスン終わりにそのまま自主練できるように、ルームを予約してもらった。

「神谷さん、頑張るねぇ」

受付のおばちゃんが、にこにこした顔であたしに言う。

そりゃあ、一秒でも早くデビューしたいから、という喉元まで出かかった言葉を飲みこんで、代わりにお礼を言った。

焦っちゃダメだ、なんてわかってはいるけど、わかっていてもどうしようもないこともある。

熱いくらいのスポットライトを浴びて輝くドレスを着てステージで歌い踊る自分を夢想すると、心臓がちょっとだけ早くなった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
37Res/29.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice