【安価】男「俺はこの能力で成し遂げてみせる!」
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25:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 23:44:41.49 ID:tsnVp0RT0
女「本当は……村があった場所まで行きたいけど……」
女「まあ……ここからでも祈りは届くだろうし」
女「みんな……そんなに心の狭い人たちじゃなかったから……」
26:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 23:45:14.09 ID:tsnVp0RT0
男「別に立ち入り禁止といっても、この先が危険な訳じゃないんだろ? 事故も十年前なわけだし」
女「それでも……ルールなわけだし」
男「管轄している人がいないルールになんて従う必要ないって」
27:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 23:45:47.08 ID:tsnVp0RT0
女「い、今……一体何が……」
男「俺が生まれつき持ってる能力でな、触れた物の鍵を開けることが出来るんだ」
女「能力って……何言ってるの? そんなの理屈が……」
28:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 23:46:16.00 ID:tsnVp0RT0
<数分後>
女「……付いてこなくていいのに」
男「いやいや、あそこでお別れってそっちの方が無しだろ」
29:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 23:46:42.27 ID:tsnVp0RT0
男「触れた物の鍵を開く能力は……言い換えると触れたものの鍵を開いてしまう能力」
男「だから四六時中触れている自分自身の心の鍵も開いてしまうんだ」
男「そんな能力を生まれつき持ってしまった俺はどうなったか」
30:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 23:47:08.02 ID:tsnVp0RT0
女「………………」
男「………………」
女「………………」
31:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 00:03:43.86 ID:Xtrt43nA0
<村の跡地>
男「………………」
男(女さんが示した場所は……何も残っていなかった)
32:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 00:04:19.08 ID:Xtrt43nA0
女「そうね、せっかく来たんだし案内するわよ」
男「……え?」
女「ほら、あそこに見えるのが村長の家で……あ、そっちいっちゃ駄目。降りていくといつも私に吠えてくる犬がいるから」
33:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 00:04:47.58 ID:Xtrt43nA0
女「それでここが近所のお兄さんが住んでた家。いつも遊んでくれてたなあ」
男「むっ、それは嫉妬するな」
女「で、その二件隣が……私の家」
34:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 00:05:15.76 ID:Xtrt43nA0
男(それから数分は経っただろうか)
男「女さん、そろそろ……いてっ」
男(日が暮れだしたため、声をかけようと歩み寄った際に何かに躓いて俺は転ぶ)
35:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 00:05:41.53 ID:Xtrt43nA0
男「なら話は早い。掘り出すぞ」
女「……うん!」
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