8:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:20:42.32 ID:qT/AyJQb0
ヴィーネ「そうするとね、浮き足立ったような気持ちが街を流れる空気に変わって」
ヴィーネ「毎日がとっても騒がしい日々に感じるものなのよ」
ヴィーネ「だからその反動で秋は寂しくなるの。みんな日常に戻っていくから」
ヴィーネ「あ、あと冷たくなる空気も、薄い陽の当たり具合なのもあるけどね」
ガヴリール「いや、それはおかしい」
ヴィーネ「そうかしら」
ガヴリール「ヴィーネはさっき言ったよね、私が引きこもりだって」
ヴィーネ「言ったっけ?」
ガヴリール「言ったわ!なかったことにするな!」
ヴィーネ「ふふ、ごめんね。それで?」
ガヴリール「私は確かに夏の間引きこもりだった。それは認めよう」
ガヴリール「だが、引きこもりだったということはつまり夏の空気なんかこれっぽっちも味わっていなかった証明になるんだ」
ヴィーネ「嫌な証明ね」
ガヴリール「夏の…なに?騒がしい日々なんか私は知らない。今のこの物悲しさしか知らない」
ガヴリール「だから夏と秋の差分を感じるはずはないんだ!」
ヴィーネ「ふーん。そう」
ヴィーネ「じゃあ、私個人の意見ってことで」
ガヴリール「おかしいな。ヴィーネが冷たい」
ヴィーネ「秋だから」
ガヴリール「秋は嫌な季節だ。ヴィーネの態度まで冷たくなる」
35Res/19.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20